歴代・特集

【歴代】大河ドラマ北条政子を演じた女優一覧

更新日:

2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。
主人公は、小栗旬さん演じる伊豆の豪族の次男坊・北条義時です。

そして義時の運命を大きく変えることになるのが、源頼朝と実姉の北条政子です。

 

北条政子は、女尼将軍と言われ、気が強い切れ者のイメージ。
今回の『鎌倉殿の13人』では小池栄子さんが演じていますが、発表されてから「はまり役~!」と感じた方も多いことでしょう。

この記事では、これまで大河ドラマで北条政子を演じた女優さんをまとめています。
同じ人物がさまざまな描かれ方をするのも、歴史ドラマの面白いところですね。

 

スポンサーリンク

大塚 道子(1966年『源義経』)

大河ドラマ 全リスト | NHK放送史(動画・記事)
©NHK

『源義経』

第4作(1966年)
最高視聴率32.5%。平均視聴率23.5%

●出演者
尾上菊之助(源義経)
緒形拳(武蔵坊弁慶)
藤純子(静御前)
芥川比呂志(源頼朝)ほか

まずは、グッとさかのぼり昭和41年に放送された大河ドラマ第4作。
源平合戦で源氏を率いた源義経の生涯を描いた作品です。

このとき義経を演じたのは歌舞伎俳優の尾上菊之助(4代目)さん。現在は七代目 尾上菊五郎さんです。
女優の寺島しのぶさん、5代目尾上菊之助さんのお父さんと聞けばピンときますか?^^

 

当時、大河ドラマ主演俳優としては最年少(当時23歳)での主演でした。(この最年少記録を39年ぶりに更新したのは、同じく源義経を主人公とした『義経』の滝沢秀明さん(当時22歳)でした)

 

このドラマで北条政子を演じたのが大塚道子さんです。
名脇役として長年活躍。ドラマ『マルモのおきて』の出演が最後のドラマ出演となりました。
大河ドラマには、1972年『新・平家物語』(紀伊ノ局役)にも出演しています。

画像が見つけられなかったのが残念です・・・

 

大塚道子さんプロフィール

  • 生年月日:1930年6月6日
  • 没年月日:2013年2月26日
  • 出身地:高知県

●出演作品
テレビドラマ
『水戸黄門』シリーズ
『大奥』など
NHK大河ドラマ
『源義経』(1966年)
『新・平家物語』(1972年)
映画
『牡丹燈籠』(1968年)
『次郎物語』(1987年)など

尾上菊之助さんと静御前を演じた藤純子さんは、これがきっかけで結婚されたんですよね。

 

スポンサーリンク

栗原 小巻(1972年『新・平家物語』)


©NHK

 

『新・平家物語』

第10作(1972年)
最高視聴率27.2%
平均視聴率21.4%

原作:吉川英治『新・平家物語』
脚本:平岩弓枝

●出演者
仲代達矢(平清盛)
中村玉緒(二位尼時子)
木村功(源義朝)
栗原小巻(政子)ほか

平家一門の栄華とその滅亡を描いた作品です。
「平家一門のホームドラマ」という位置づけだったようで、当時ホームドラマで実績のあった脚本家・平岩弓枝氏が担当しました。

 

北条政子を演じたのが栗原小巻さんです。
今作以外にも、1967年に放送された大河ドラマ『三姉妹』に出演。三女を演じた主役級の女優さんです。

『三姉妹』は、大河ドラマではじめて女性を主役にした作品。
当時22歳だった栗原小巻さんの人気も、この作品で不動のものになったそうです!

大河ドラマ出演は合計5回。
近年では2017年『おんな城主 直虎』で徳川家康の母・於大の方を演じられました。

 

栗原小巻さんプロフィール

生年月日:1945年3月14日
主生地:東京都世田谷区

●主な出演作品

テレビドラマ
『関ヶ原』(1981年)
『大奥』(1983年)
『初婚・再婚』(1997年)ほか

NHK大河ドラマ
『三姉妹』(1967年)
『樅ノ木は残った』(1970年)
『新・平家物語』(1972年)
『黄金の日日』(1978年)
『おんな城主 直虎』(2017年)

 現在NHKには総集編の一部と第19話のみしか残されてないんですってTT

 

スポンサーリンク

岩下 志麻(1979年『草燃える』)

大河ドラマ 草燃える | NHK放送史(動画・記事)
©NHK

 

『草燃える』(くさもえる)
第17作(1979年・昭和54年)
最高視聴率は34.7%
平均視聴率は26.3%

原作:永井路子『北条政子』『炎環』『つわものの賦』『相模のもののふたち』『絵巻』
脚本:中島丈博

●出演者
石坂浩二(源頼朝)
岩下志麻(北条政子)
国広富之(源義経)
郷ひろみ(源頼家)
篠田三郎(源実朝)
松平健(北条義時)ほか

源氏3代による鎌倉幕府樹立を中心とした東国武士団の興亡を描いた作品です。
原作は永井路子氏の『北条政子』。

ドラマはあくまでも源頼朝と北条政子のダブル主人公です。

政子、主役じゃないの~?と思いましたが、当時、女性の主人公はまだ困難と見られていたため、前後半で主人公が変わるという構成となったそうです。
オープニングのクレジットも、頼朝が死んだあとは北条政子が繰り上がっています。

今作に関しては、前半も政子に重きが置かれているため、全体を通しては政子を中心とした物語といってよさそうです。

 

北条政子を演じたのは岩下志麻さんです!

役柄では激しく気の強い女性を演じることが多い岩下志麻さん、「まさにはまり役!」という印象ですが、実は“駆けずのお志麻”というあだ名があったほど、おしとやかでのんびり屋さんなんだそうですよ^^

 

岩下志麻さんプロフィール

生年月日:1941年1月3日
出生地:東京都

●出演作品

映画
智恵子抄(1967年)
極道の妻たちシリーズ(1986年 - 1998年)
スパイ・ゾルゲ(2003年) ほか

NHK大河ドラマ
草燃える(1979年)
独眼竜政宗(1987年)
葵 徳川三代(2000年)

ちなみに北条義時を演じたのは松平健さんでした! なんと豪華過ぎやしませんか!!!

 

財前 直見(2005年『義経』)

財前直見 | NHK人物録 | NHKアーカイブス
©NHK

 

『義経』(よしつね)
第44作(2005年)
最高視聴率26.9%
平均視聴率19.4%
(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

原作:宮尾登美子『宮尾本 平家物語』『義経』
脚本:金子成人 他

●出演者
滝沢秀明(源義経)
松平健(武蔵坊弁慶)
中井貴一(源頼朝)
上戸彩(うつぼ)
石原さとみ(静)
稲森いづみ(常盤)
渡哲也(平清盛)ほか

少しずつ記憶に新しくなってきましたでしょうか^^;
タッキーが大河主演俳優最年少記録を更新した作品です。

上戸彩さん、石原さとみさんといった旬な俳優さんが多数出演。
ナンチャン「蟹」も印象深いです。

1966年大河『源義経』の作者村上元三さんが資料提供したということで、架空の人物ウツボ(今作では上戸彩演)が再び登場しました。

そして北条政子を演じたのが財前直美さんです。
男勝りな性格で、頼朝と出会った当初は軟弱な人物と見下していました。
結局は相思相愛の仲となり頼朝の妻となりますが、嫉妬深く権力志向者的な政子が描かれていました。

 

財前直見さんプロフィール

生年月日: 1966年1月10日
出生地:大分県大分市

●出演作品

テレビドラマ

『お水の花道』(1999年)
『QUIZ』(2000年)
『こころ』(2003年)ほかg

大河ドラマ
『炎立つ』(1993年)
『義経』(2005年)
『おんな城主 直虎』(2017年)

今作では、小栗旬さん、小池栄子さんも出演しています!小栗さんは梶原景時の子・梶原景季、小池さんは木曽義仲の愛妾・巴でした~~~

 

杏(2012年『平清盛』)


©NHK

 

『平清盛』
第51作(大河ドラマシリーズ生誕50周年記念作品)

脚本:藤本有紀
演出:柴田岳志

●出演者
松山ケンイチ(平清盛)
岡田将生(源頼朝・語り)ほか
神木隆之介(源義経)
松田翔太(後白河法皇)ほか

平均視聴率は12.0%
最高視聴率は17.8%
(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

平清盛の生涯を中心に、壇ノ浦の戦いまでの平家一門の栄枯盛衰を描いた作品。
面白いのは敵である源頼朝(岡田将生)が語り部という・・・ちなみに岡田将生さんは大河ドラマ史上最年少の語り担当となりました。

視聴率こそ伸びなかったものの、歴史好きの間では人気作品!
Twitterが公開した、2012年における会話のトレンドの動向をまとめた「Year on Twitter」で、話題になったテレビドラマの1位を獲得しています。

この作品の中で北条政子を演じているのが杏さんです。

武芸や馬術を好むお転婆な少女。猪も一人で仕留めてきます!
「今日と同じ日は二度とない」と考え、日々を懸命に生きることを信条とする強い女性です。

 

杏さんプロフィール

生年月日:1986年4月14日
出生地:東京都

●出演作品

テレビドラマ
『ごちそうさん』(2013年)
『偽装不倫』(2019年)
『日本沈没-希望のひと-』(2021年)

NHK大河ドラマ
『天地人』(2009年)愛姫 役
『平清盛』(2012年)北条政子 役

ネット上でも話題になり、杏さん演じる北条政子を主役にしたドラマが制作されてほしい!という声も多数ありました。

 

小池 栄子(2022年『鎌倉殿の13人』

『鎌倉殿の13人』
第61作(2022年)
脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸/末永創/保坂慶太/安藤大佑

●出演者
小栗旬(北条義時)
大泉洋(源頼朝)
新垣結衣(八重)ほか

 

『新選組!』『真田丸』に続く、三谷幸喜脚本です。

2020年『麒麟がくる』2021年『青天を衝け』では、新型コロナの影響で、放送時間かカットされたり、放送期間が次の年に持ち込まれたりという残念なこともありましたが、ようやく通常のサイクルに戻って嬉しいかぎりですTT。

 

小池栄子さん演じる今作の北条政子は、頼朝に一目ぼれするという可愛い一面のある女性です^^

頼朝役の大泉洋さんとは、コントのようにならないようブレーキをかけながら撮影をしているとのことです。

気が強くしっかりもの、嫉妬深いけれど度量が大きいのでそれがかえって威厳となって迫力さえ感じます。
だけどどこか憎めない政子・・・そんな印象でしょうか。
(まだドラマ序盤ではありますが・・・)

 

小池栄子さんプロフィール

生年月日:1980年11月20日
出生地:東京都世田谷区

●出演作品

テレビドラマ
マッサン(2015年)
母になる(2017年)
美食探偵 明智五郎(2020年)ほか

NHK大河ドラマ
義経(2005年):巴
鎌倉殿の13人(2022年):北条政子

 

まとめ

歴代大河ドラマで北条政子を演じた俳優をまとめてきました。

いかがでしたか?
個人的には、やはり主人公の一人ということで、『草燃える』の岩下志麻さんをもう一度観たいです^^
現在、映像としては総集編が残っているのみというのが残念ではありますが・・・

『鎌倉殿の13人』の小池栄子さん演じる北条政子も、頼朝がいなくなった後どのように変化していくのか楽しみですね!

 

『三姉妹』『草燃える(総集編)』『平清盛』はU-NEXTでお得に視聴♪
⇩    ⇩    ⇩
NHKオンデマンドはU-NEXTで♪

スポンサーリンク

-歴代・特集

Copyright© 大河ドラマ情報.com , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.