2017年 おんな城主直虎

大河ドラマ『おんな城主直虎』衣装にもこんなこだわりが!柴咲コウ・三浦春馬・高橋一生

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2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。
戦国時代を舞台に、たくましく生きる女性を描いた物語でしたね。

 

第4回までの放送は幼少期のお話。
かわいい子役の子たちが大活躍でした。

そして第5回以降、10年の月日が経ち大きく成長したおとわ(次郎法師・直虎/柴咲コウ)をはじめ、逃げ隠れていた亀之丞(直親/三浦春馬)、重荷を抱えたまま大きくなった鶴丸(小野政次/高橋一生)の物語が始まりました。

美しい井伊谷を背景に、3人がどのような運命をたどったのか見どころの一つになりました。

 

さて今回は、柴咲コウさん、三浦春馬さん、高橋一生さん、この3人の出演者の衣装に注目してみたいと思います。

さらっと見過ごしている大河ドラマも、実は衣装担当のスタッフによるこだわりが詰まっているようですよ。

 

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『おんな城主 直虎』主要キャスト3人の役どころ

まずは大河ドラマ『おんな城主 直虎』主要キャストの3人の役どころを紹介します。

 

井伊直虎(いいなおとら)… 柴咲コウ

©NHK

直虎は、井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれます。

直盛にはほかに子がなかったため、幼くして分家の嫡男・亀之丞と婚約。
し次の当主の妻として井伊家を盛り立てるはずでした。

ところが井伊家は実質的には強大な今川義元の支配下にあり、亀之丞の父は今川方に謀反の疑いをかけられ殺害されてしまいます。
9歳の亀之丞も命を狙われて信濃へと逃げ、以降ふっつりと消息が途絶えてしまうのでした。

別の縁談が持ち上がるが拒絶したおとわ(直虎)。
その後、お家存続と引き換えに出家することとなります。

菩提寺(ぼだいじ)である龍潭寺の南渓和尚より「次郎法師」と命名されました。

 

しばさき こう
◇1981年生まれ、東京都出身。
◇主な出演作品
ドラマ「GOOD LUCK」「Dr.コトーの診療所」「オレンジデイズ」「ガリレオ」「わが家の歴史」「信長協奏曲」、映画「GO」「世界の中心で、愛を叫ぶ」「メゾン・ド・ヒミコ」「どろろ」「食堂かたつむり」など。
「RUI」としてリリースした「月のしずく」が大ヒットするなど、歌手としても活躍。
今作がNHKドラマ初出演となる。

 

◆井伊直親(いいなおちか) … 三浦春馬

©NHK

直虎の許婚(いいなずけ)。
父の直満が今川に謀反の疑いで殺害された後、息子の亀之丞も命を狙われて亡命を余儀なくされます。
その後生死も行方も分からないまま10年が過ぎのでした。


みうら はるま

◇1990年生まれ、茨城県出身。
◇主な出演作に、ドラマ「14才の母」「ブラッディ・マンデイ」シリーズ、「僕といた時間」、映画「キャッチアウェーブ」「永遠の0」「進撃の巨人」、舞台「キンキーブーツ」など。
NHKでは、連続テレビ小説「あぐり」「ファイト」など。
大河ドラマは「武蔵MUSASHI」「功名が辻」に出演。

 

◆小野政次(おの まさつぐ) … 高橋一生

©NHK

直虎の幼なじみ。
井伊家筆頭家老・小野政直の嫡男です。

おとわや亀之丞の幼なじみではありますが、今川寄りの家老として家中で孤立する父の姿に葛藤を抱えながら育ちます。

父の後を継いで家老となりますが、かつての父と同じ立場に追い込まれることになるのでした・・・。

 

たかはし いっせい

◇1980年生まれ、東京都出身。
◇近年の主な出演作に、ドラマ「民王」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」、映画「シン・ゴジラ」、舞台「レディエント・バーミン」など。
NHKでは「だから荒野」「プリンセス・メゾン」などに出演。
大河ドラマは「新選組!」「風林火山」「軍師官兵衛」などに出演。

 

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井伊直虎(次郎法師)の衣装

次郎法師の衣装といえば、なんといっても法衣です。
出家した身ですから、今のところ衣装はこの法衣しかないと言ってもいいくらいずっと着ていますね。

しかし、この法衣にもこだわりがあるのだそうですよ。

 

①直虎の法衣は2種類ある

まず、法衣は大きく2種類登場します。
一つ目が「正装」。二つ目は作業をするときの「作務用」です。

 

【正装】


©NHK

どちらも演技しても邪魔にならず、横顔を撮影するときも顔のラインが隠れないように配慮されています。
特に作務用は、寺の掃除や畑仕事などのシーンがあるので、下を向いても布が顔にかからないように工夫されています。

 

【作務用】


©NHK

作務用に関しては、作業をしやすいものを身に付けていたであろうという想像をふくらませ、数種類の頭巾、法衣をい分けているようです。

 

【一般的の頭巾のかぶり方】


(引用:朝日新聞DIGITAL)

当時の尼僧の姿は現代とほぼ変わらないと考えられています。
頭巾はあごの位置まで、しっかり覆われています。
確かにこれでは、柴咲コウさんのきれいな顔が隠れてしまいますね^^。

 

②こだわりの生地選び

目に見えないところに。美しく見せるための工夫があります。
それが法衣の生地

黒を基調する次郎法師の衣装ですから、黒に染めても重い印象にならない(つむぎ)を使用。
シルエットを美しく見せるために試行錯誤をしてたどりついたそうです。

さらにエイジング加工(使い古したような)でやわらかい印象を持たせています。

 


©NHK

現代の法衣の生地は、機能性や見た目の美しさ、さらにコストの面を考慮してか、ポリエステルなどの化学繊維を使ったものが多いようです。

しかし戦国時代、化学繊維など存在しなった時代だと考えれば、紬(つむぎ)織による衣装は、より当時に近いものかもしれませんね。

 

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井伊直親と小野政次の衣装


©NHK

まずは井伊谷の人々の衣装から…

井伊谷の人々の衣装

戦後時代の服装は、成人男性は小袖に袴が一般的でした。
当時生産始めたばかりの木綿は高級素材でした。
今川家の国衆だった井伊家で、木綿の衣服を着ることは難しかったと考えられています。

そこで今回の衣装には、葛(くず)などを用いて、庶民的に仕上げているそうです。

 

明るいカラー・井伊直親(三浦春馬)の衣装

父親の謀反の為、命を狙われることになった亀之丞(幼い日の直親)。
およそ9年ぶりに帰ってきた亀之丞は、たくましくかっこよくなって帰ってきましたね!

白い装束で馬に乗って颯爽と帰還するシーンは素敵でした♪


©NHK

井伊家の次代を担う直親。
衣装は、周囲の人たちと差別化されています。

周りの人たちの衣装の生地が麻に対し、直親の衣装は色が映える点から、紬(つむぎ)を使用しているそうです。また、色は若殿をイメージして、若々しい明るい色が多く使われていますね。

井伊家の当主継承後には、高い身分をイメージして赤を着用するそうです。

 

浮いた存在を色使いで・小野政次(高橋一生)の衣装

高橋一生さん演じる小野政次。
今川家寄りの小野家は、井伊谷の家臣の中でもなにかと敵視され、いわゆる「浮いた存在」です。

自分の父親の密告によって、直親の父は打ち首にされ、幼なじみである直親(亀之丞)も信濃へ追われる身となってしまいました。
幼いころから、心の闇をかかえている辛い役どころですよね。

そんな浮いた存在が、衣装でも表現されているのです。

©NHK

色使いは今川家のイメージカラーに近く、周りから少し浮いた印象に移るようになっているそうです。

確かに、当主である直盛(杉本哲太)や家臣達の衣装は、茶色・黄色・ベージュといったものが多いですね。
その中でブルーを基調とした政次は、周りとはなにか少し違うな…と潜在的に印象付けていますね!

 

また、直親と同じく新世代を担う役柄として、井伊家にはないビビットなブルーを配色にしたボーダーで、若さを演出しているのだそうですよ。

もう一つ、政次の代表的な衣装があります。
こちらにもこだわりが。


©NHK

左右の身ごろの柄が違う「片身替り」(かたみがわり)という衣装。
これを着ることで、小野家が持つ二面性を表現しているのだそうです。

 

まとめ

大河ドラマ『おんな城主 直虎』では、10カ月も前からコンセプトを練り上げてきたという、こだわりの衣装や美術の数々を見ることができます。

普段あまり考えてみることのない衣装ですが、こうしてみると担当スタッフの皆さんの並々ならぬ番組への情熱を感じますね。

今回のように、制作側のこだわりを知ると、大河ドラマをよりいっそう楽しむことができますね。

 

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