大河ドラマいだてん主題歌＆音楽は大友良英さん！あまちゃんコンビ復活へ

2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の主題歌および音楽を担当するのは、連続テレビ小説「あまちゃん」で宮藤官九郎さんとコンビを組んだ音楽家の大友良英さんです。

「あまちゃん」のあの軽快な音楽は、いまだに耳の奥に残って離れません。
それだけ印象深くドラマを彩ったテーマだったのでしょう。

それだけに今回の「いだてん」も今から期待が膨らみます。

この記事では、「いだてん」で宮藤官九郎さんと再びコンビを組むことで話題になっている、音楽家の大友良英さんについてまとめています。

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この記事の内容

1 NHK大河ドラマ「いだてん」番組情報
2 「ずっと走り続けている」メインテーマ（主題歌）
3 「いだてん」音楽担当の大友良英さんとは？
4 まとめ

NHK大河ドラマ「いだてん」番組情報

NHK大河ドラマ「いだてん」のロゴを制作しました。 pic.twitter.com/VJEVzvpVxA

— 横尾忠則 (@tadanoriyokoo) 2018年11月13日

2019年大河ドラマ（第58作）
「いだてん～東京オリムピック噺（ばなし）～」

放送：2019年1月6日(日）より（全47回）
作：宮藤官九郎
音楽：大友良英
題字：横尾忠則
制作統括：訓覇圭、清水拓哉
プロデューサー：岡本伸三、吉岡和彦（プロモーション）
演出：井上剛、西村武五郎、一木正恵、大根仁
出演：中村勘九郎、阿部サダヲ、綾瀬はるか、生田斗真ほか。

◆ストーリー◆
“オリンピックに初参加した男”金栗四三（かなくり・しそう）と、“オリンピックを呼んだ男”田畑政治（たばた・まさじ）。
２人の主人公を中心に描かれる“知られざるオリンピックの歴史”！

初めて夏季オリンピックに参加した1912年のストックホルム大会から1936年のベルリン大会、そして1964年の東京大会開催までの52年間を3部構成で、主人公である金栗四三と田畑政治のリレー形式で描かれます。

戦争、復興、そして…平和への祈り。
オリンピックには、私たちの知らない人々の“泣き笑い”の歴史が刻まれています。

公式ツイッター第1弾の投稿で流れる曲はもしや！

「いだてん」の公式ツイッターに投稿された「いだてんスぺシャルムービー」です。
バックに流れる軽快な音楽、これぞまさしく大友さんの！？

笑って泣ける！そんなドラマを予感させる動画。
今からワクワクします！

📢みなさん、はじめまして!!📢#2019年1月6日開幕 #大河ドラマ「#いだてん」
公式Twitterです✨

㊗️記念すべき初の投稿は…
とにかく見てください!!#いだてんスペシャルムービー 🏃🏻‍ pic.twitter.com/VRduKuglWx

— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2018年11月9日

「ずっと走り続けている」メインテーマ（主題歌）

大友さんは、今回の「いだてん」のメインテーマを作る上で最初に感じたのは、「世界規模の大きな音楽」にするということだったそうです。
また、マラソンランナーのようにずっと走り続けている、リズムのある音楽にするというもの。

多くの人たちの「顔」が見えるような音楽にしたい・・・

キーワードは「痛快」、イメージは「サンバ」

演出家の井上剛さんから大友さんに提示されたキーワードは「痛快」。

しかし実際に大友さんがイメージをつかむきっかけとなったのは、ブラジルを訪れた際に聴いたサンバだったといいます。
そして、今のサンバほど洗練されていない、50～60年代頃のサンバのイメージが浮かんだそうです。

メインテーマはファンファーレで始まると、すぐにドラムとギターがリズムを刻み始めます。
リズムはそのまま最後まで疾走！

大河ドラマでは必ずあるゆったりとしたパートはありません！＾＾；

大勢で演奏している音楽に！

そして大友さんがとにかくこだわったのは、とにかくいろんな人が大勢で演奏している音楽にしたかったということだったそうです。

そのためメインテーマには、

NHK交響楽団（N響）
大友さんのビックバンドのメンバー
大友さんが一緒に演奏しているドラマーの芳垣安洋氏率いるパーカッション集団
大友さんのワークショップに参加した一般の方々・・・

また、最後の方に登場する合唱は、

演奏者
スタッフ
大友さん自身も！

これらすべてを合わせると、メインテーマには延べ200人もの人が参加しているのだそうですよ！！

打楽器演奏は手作り！？

最初から最後まで軽快なリズムを刻む打楽器は、パーカッション集団「オルケスタ・ナッジ！ナッジ！」の約10人と、大友さんワークショップに参加した約30人の一般の方が演奏しています。

楽器は和楽器、中南米の楽器などさまざまな世界中の楽器。
その他にも、町工場の廃材を利用した手作り打楽器で演奏している人もいるんだそうです。

歌詞は「ずんずん、はっはっ！」

脚本に、「すっすっ、はっはっ」という金栗四三が走るときの呼吸法が出てきたそうです。
大友さんは、この面白い表現を音楽でもやってみようと思ったといいます。

走るテンポでリズムを刻んでいるイメージ・・・
人の声や楽器で表現されています。

主題歌（メインテーマ）には、「ずんずん、はっはっ！」というコーラスが出てきます！

「いだてん」音楽担当の大友良英さんとは？

大友良英さんは、ギタリスト、ノイズ、フリー・ジャズ、ターンテーブル奏者、前衛音楽、即興音楽、パンク・ロックと多岐にわたるプレーヤーであり、作曲家、テレビ・映画音楽家、プロデューサーとしても活躍されています。

大友良英さんのプロフィール

【イベント出演者募集！】12月9日(日)に音楽家の #大友良英さんと一緒に、「音が鳴るもの」を使ってみんなで演奏する参加型イベント「ここからオーケストラ」を開催します！ご出演していただける方を展覧会HPで募集しています！詳しい情報は☞https://t.co/QYR07ktHrY 　#ここから　 #国立新美術館 ei pic.twitter.com/NriPE6vyrr

— ここから展 (@kokokara_bunka) 2018年11月22日

（おおとも　よしひで）

1959年8月1日神奈川県横浜市で生まれ、10代を福島市で過ごす。

福島の高校を卒業後、明治大学に通いながらジャズギタリストの高柳昌行さんのもとで生徒兼付き人として数年間下積みを続けるものの1986年、ギターへの挫折や師匠との関係がこじれたことで師のもとを離れる。

1990年代、初のリーダーアルバム発表。
自身のバンドGROUND-ZEROを立ち上げ日本のみでなくアメリカやイギリスでも発表。

この時期に、香港や中国の映画音楽を手掛けるようになる。

ジャンルや国境を超え、独特の活動スタンスで国内外で注目を集める。

1988年、GROUND-ZERO解散後もノイズミュージックやフリー・ジャズの分野で作品を発表。
さらに様々なバンドでギターやターンテーブルを担当。
また国内でも映画音楽、テレビドラマの劇伴などの作曲も数多く手がけるようになり、サウンドトラックの作曲家としても知られるようになる。

2005年、参加した知的障害者とミュージシャンたちによるグループ「音遊びの会」のサポート。

2009年、大友良英さんを追ったドキュメンタリー映画『KIKOE』（監督：岩井主悦）公開。

2013年、NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』の音楽を担当し一般市民の間で知名度を高める。

2014年、国際交流基金とともにENSEMBLES ASIAプロジェクトをスタート。
音楽を通してのアジア諸国との交流に奔走。

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当

2013年、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当したのが大友良英さんです。

軽快なオープニングの「あまちゃんのテーマ」や、小泉今日子さんがドラマの中の役名でリリースした「潮騒のメモリー」など、一般のお茶の間に知名度を上げました！

「あまちゃんのオープニングテーマ」は、当時あまちゃんを見ていなかった人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
というか、一度聴いたら忘れられない曲ですよね＾＾

また、オリコン週間2位にもなった「潮騒のメモリー」（しおさいのメモリー）は、小泉今日子さんがドラマの中の役である天野春子名義で2013年7月31日にリリースしたシングルです。

作詞はもちろん宮藤官九郎さん！
作曲は大友良英さんと、「あまちゃん」のサウンドトラック製作に参加しているSachiko Mさんです。

「潮騒のメモリー」

週間2位（オリコン）
2013年7月度月間8位（オリコン）
2013年度年間39位（オリコン）
登場回数25回（オリコン）

また、「あまちゃんのオープニングテーマ」「潮騒のメモリー」ともに第55回日本レコード大賞（作曲賞）を受賞されました！

大友良英さんの多岐にわたる活躍

13年ぶりに活動を開始し、11月にはONJQツアー2018が予定されています。

11/28(水)
ONJQ 大友良英ニュー・ジャズ・クインテット
【大友良英Gu 類家心平Tp 今込治Tb 水谷浩章Ba 芳垣安洋Ds】

新メンバーで13年ぶりの再始動！

前売3800円/当日4300円、6:00開場/7:00開演
磔磔店頭.ぴあ.イープラスにてチケット発売中です！ pic.twitter.com/Tt9LN7wMBD

— 磔磔(タクタク) (@kyoto_takutaku) 2018年11月24日