東京オリンピックを翌年にひかえた2019年。
この年のNHK大河ドラマには、日本におけるオリンピックの歴史が登場します!
それが「いだてん~東京オリムピック噺~」。
超豪華な出演者も続々と発表されていますね。
主人公は、“オリンピックに初参加した男”金栗四三を中村勘九郎さん、
“オリンピックを呼んだ男”田畑政治を阿部サダヲさん。
そして、金栗四三の妻・春野スヤを演じるのが綾瀬はるかさんです!
この記事では、春野スヤについて、またスヤを演じる綾瀬はるかさんについてまとめています。
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2019年大河ドラマ「いだてん」の概要
引用:https://natalie.mu/
2019年 大河ドラマ(第58作)
「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」
- 放送予定:2019年1月より(全47回)
- 作:宮藤官九郎
- 音楽:大友良英
- 制作統括:訓覇 圭、清水拓哉
- プロデューサー:岡本伸三、吉岡和彦(プロモーション)
- 演出:井上 剛、西村武五郎、一木正恵、大根 仁
◆ストーリー◆
“オリンピックに初参加した男”金栗四三(かなくり・しそう)と、“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばた・まさじ)。
2人の主人公を中心に描かれる“知られざるオリンピックの歴史”!初めて夏季オリンピックに参加した1912年のストックホルム大会から1936年のベルリン大会、そして1964年の東京大会開催までの52年間を3部構成で、主人公である金栗四三と田畑政治のリレー形式で描かれます。
戦争、復興、そして…平和への祈り。
オリンピックには、 私たちの知らない人々の“泣き笑い”の歴史が刻まれています。
綾瀬はるかさんが演じる春野スヤとは?
それでは、綾瀬はるかさんが演じる「春野スヤ」についてみていきましょう。
春野スヤは実在した人物です!
金栗四三との出会い
1912年(明治45年)ストックホルムオリンピック・・・
日本で初めてオリンピック初参加を果たしたのが金栗四三です。
金栗四三は次の第6回ベルリンオリンピックに向け、東京高等師範学校に復学し学ぶかたわら、自らのマラソンのトレーニングはもちろん後輩への始動も本格的にはじめました。
その頃、四三の叔母に当たる池部幾江から、池部家に養子縁組の話が持ちかかります。
幾江が嫁いだ池部家は、熊本県小田村の大地主でした。
ところが跡取りがなく、夫にも先立たれてしまったのです。
四三は、ベルリンオリンピックの練習に支障がなければ問題はないと考え、東京に残ることを条件に養子縁組を受け入れます。
その際、ついでに嫁を探し結婚させようと、幾江のおめがねにかなったのが春野スヤだったのです。
大河ドラマ「いだてん」では、スヤは四三の幼なじみという設定です。
しかし実際の出会いはお見合いだったんですね^^
お見合いの翌日に結婚式⁉
引用:https://www.city.tamana.lg.jp/
(左がスヤ、右が四三、真ん中(前)が幾江、真ん中(後ろ)スヤの弟)
ところが二人のお見合いはすぐに・・・というわけにはいきませんでした。
実兄・金栗実次もスヤのことを大変気に入り、幾江とともにすぐにでも見合いにすっかり乗り気だったのです。
ところが当の本人である四三はマラソン一筋!
しかも師範学校の学生の身ではと、今すぐに見合いをすることを断ります。
そして1914年(大正3年)3月、師範学校を卒業した四三は、東京高等師範学校研究科へ進学。
愛知一中への赴任要請を断り、東京でマラソン一筋の道を選択したのです。
そして、一時故郷の熊本に帰った四三は約束通り、スヤとお見合いをします。
お互い初対面だったにも関わらず、惹かれあったのでしょうか・・・
なんと!
見合いのの翌日には結婚式を挙げたのです!
スヤは四三のマラソンにかける思いを理解していました。
見合いの席でもその思いを四三に語ったといいます。
このことが、これほどまでのスピード結婚につながったかはわかりませんが、四三にしてみたら自分のマラソンに対する情熱を理解してくれることこそが、妻となる人への条件だったに違いありません。
そして、結婚式から5日後、スヤを熊本に残し単身東京へ戻りマラソンのトレーニングを開始します。
池部家は資産家だったので、四三はマラソンに専念できたそうです。
遠距離生活で支えた5年間
結婚してから5年間、ふたりは別居状態でした。
その間はもっぱら、スヤが東京に会いにいっていました。
そして1916年、あれほどまでに熱く目指したベルリンオリンピックは第一次世界大戦により中止されてしまいます。
四三は悔しいながらも、次のアントワープオリンピックに目標を切り替え、ひたすらマラソンのトレーニングに励みます。
アントワープに出発する直前、夫の準備を手伝おうと上京したスヤでしたが、そんなスヤに四三は「故郷も妻も忘れ、祖国のために走ろうと思っているから気を散らさないでくれ」と言って、スヤを追い返したといいます。
マラソン一筋の夫に時として叱咤激励!
アントワープオリンピックでの四三は、途中で足を痛め16位に終わっています。
帰国後、四三は東京女子師範学校で指者として女子体育の普及に尽力します。
そしてこの頃から、5年間離れて暮らしていた妻・スヤを東京に呼び寄せ、ようやくふたりでの同居生活が始まったのです。
四三は、大正13年のパリオリンピックの後、現役を引退。
マラソン選手としての第一線から退いた四三は、指導者としての道を歩んでいました。
そして昭和6年、兄・実次の死をきっかけに四三とスヤは熊本に戻り、池部家で幾江と共に暮らし始めます。
四三には、今までの実績が買われ全国の数多くの学校からの校長就任要請が集まったそうです。
しかし、四三は、これまで支え続けてくれた家族への恩返しのため、熊本に留まることを考えていたといいます。
ある日、四三が知人より「梨園の経営」を勧められたことがあります。
一度はその気になった四三でしたが、それを聞いたスヤは、
「梨園の経営とは何事です。あなたはマラソン一筋に生きることが自分の務めだと言っていたではありませんか!」
と烈火のごとく怒ったといいます。
そして四三は知人の勧めを断ったそうです。
その後、四三は熊本のスポーツ振興や育成にに尽力し、スヤは生涯夫を支え続けたのです。
ふたりの間には6人の子供がいました。
春野スヤ役に綾瀬はるかさん
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で春野スヤを演じるのが、女優の綾瀬はるかさんです。
綾瀬はるかさんと言えば、2013年に放送された大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重を演じています。
舞台は明治元年戊辰戦争、会津若松城で最新式のスペンサー銃を手に新政府軍と抗戦する山本八重(後の新島八重)がなんともカッコよかったのは記憶に新しいところです!
ちなみに八重の最初の夫・川崎尚之助を演じた長谷川博己(「家政婦のミタ」「小さな巨人」ほか)さんは、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」で主人公の明智光秀を演じることが決まっています^^
引用:https://natalie.mu/eiga/gallery/news/255132/804619
綾瀬はるかさんプロフィール
- 1985年3月24日生まれ
- 広島県広島市出身
- 身長:165㎝
- 血液型:B型
- 所属事務所:ホリプロ
《主な出演作品》
テレビドラマ
「世界の中心で、愛をさけぶ」
「ホタルノヒカリ」
「JIN-仁-」
「八重の桜」
「今日は会社休みます」
「奥様は、取り扱い注意」
ほか。
映画
「僕の彼女はサイボーグ」
「ハッピーフライト」
「海街daily」
ほか。
- 2000年、ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し芸能界デビュー。
- 2004年、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』のヒロインに抜擢。
- 2006年、シングル「ピリオド」で歌手デビュー。オリコン初登場8位を記録。
- 2007年、ドラマ『ホタルノヒカリ』で連続ドラマ単独初主演。
- 2013年、『八重の桜』でNHK大河ドラマ初出演&主演。
- 2013年、2015年にはNHK紅白歌合戦の紅組司会を務める。
- オリコン調査の「恋人にしたい女性有名人ランキング」で5度の1位獲得!(2009年、2011年、2014年、2015年、2016年)
綾瀬はるかさん2度目の大河「今から楽しみ」
第1弾の豪華キャスト発表での、綾瀬はるかさんのコメントがこちら・・・
「宮藤官九郎さんが脚本ことで非常にワクワクしています。
初めて共演する俳優やスタッフの皆さま、そして慣れ親しんだスタッフの方も一緒だということで、撮影が今から楽しみでなりません。
以前大河ドラマ(八重の桜)のスタジオ撮影の際、朝の入り時間がNHKの職員の方と同じだったので、自分も社員になったみたいで密かに楽しみでした。」
少しはにかみながら、いつもの綾瀬はるかさんらしい口調でコメントされていました。
とはいえ、さすが大河ドラマ主演女優!
コメントには余裕すら感じられますね。
まとめ
2019年NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の主要人物の一人・春野スヤと、春野スヤを演じる綾瀬はるかさんについてまとめてきました。
金栗四三の妻・春野スヤは、夫のマラソン人生を支え続けた素晴らしい女性です。
このスヤを綾瀬はるかさんがどのように演じるのか楽しみですね。
ちなみに主人公の金栗四三役は中村勘九郎さん。
四三の叔母であり、のちに養子縁組で母となる池部幾江役は、大竹しのぶさんです。
近・現代史が大河ドラマになるのは、1986年三田佳子さん主演の「いのち」以来、実に33年ぶり!
2020東京オリンピックを迎えるにあたり、日本のオリンピックの歴史を知ることができるのは嬉しいことですよね。
漠然と楽しみにしているオリンピックの見方が変わるかもしれませんよ!
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