2021年青天を衝け

2021大河ドラマ『青天を衝け』読み方は?どんな意味がある?

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2021年NHK大河ドラマ、記念すべき第60作の主人公は日本資本主義の父・渋沢栄一です!

2024年度には新1万円札の肖像になることも決定し、日本人であれば是非知っておきたい人物ですね。

そして、このドラマのタイトルが、

『青天を衝け』

読み方は

「せいてんをつけ」

と読みます。

 

さて、なぜこのタイトルがついたのか・・・

それは渋沢栄一本人が詠んだ漢詩に由来しています。

この記事では、大河ドラマ『青天を衝け』、このタイトルの意味を深堀りしていきたいと思います。

 

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渋沢栄一の生い立ち


(引用:Wikipedia)

『青天を衝け』の意味を知る前に、まずは渋沢栄一の生い立ちを知っておく必要があります。

渋沢栄一は日本経済の礎をつくり、ノーベル平和賞にも2度ノミネートされた、まさしく新1万円札の顔にふさわしい人物です。

 

彼をそのような人物に育てたのが、渋沢家の家業だといえるでしょう。

渋沢家は、藍玉の製造販売、養蚕、米、麦、野菜の生産も手がける豪農でした。

一般的な農家とは異なり、生産のほか原料の買い付け、販売など、常に算盤をはじく商業的な才覚が求められました。

 

栄一も幼い頃から、父と共に信州・上州・秩父まで藍を売り歩き、藍葉を仕入れる仕事を行っていました。

そして14歳のときには単身で藍葉の仕入れに出かけるようになりました。

渋沢の経済に対する才覚は、この頃から自然と培われていったものなのでしょう。

 

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「青天を衝け」の意味とは

栄一は家業を手伝うために、藍玉の仕入れ・販売に信州、上州、秩父に行っていたと前項で書きました。

言うのは簡単ですが、考えてみたら車や電車もない時代にこれはなかなか過酷な道のりです。

 

信州、上州、秩父はいまの長野、群馬、埼玉。

栄一は住んでいた武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)から、起伏の激しい山間の険しい道を歩いたと考えられます。

そんな旅の最中、信州の内山峡(現在の長野県佐久市あたり)で栄一が詠んだとされる漢詩がこちら・・・

『勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征』

意味はこうです。

「青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む」

 

この漢詩の中のこの箇所、

『勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征』

大河ドラマ『青天を衝け』はここから付けられたタイトルなのです。

この漢詩を詠んだ栄一は、19歳頃だといわれています。

若いエネルギーに満ちた、野望を感じさせる詩ですね。

 

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渋沢栄一を育んだ文学

渋沢栄一が漢詩を詠むことを常としていたのには、幼い頃からの父の教えにあります。

栄一は5歳の頃より父から読書を授けられ、6歳頃からは漢詩の読み方をならったといいます。

さらに7歳のときには従兄弟の尾高惇忠のもとで、四書五経や「日本外史」を学びました。

ドラマのタイトルとなった漢詩、『勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征』が収められた『巡信紀詩(じゅんしんきし)』という詩集は、師である尾高惇忠と諸国を周って詠んだ詩を集めたものです。

 

内山峡には詩碑がある

南佐久郡内山村には、岩壁に掘られた「渋沢青淵先生内山峡之詩」碑があります。

 

この詩碑は、渋沢栄一が他界した9年後の1940(昭和15)年に建立されたものです。

詩集『巡信紀詩』中の「内山峡」に感激した信州佐久の小林義助という人物が、地元の有志らとともに内山峡に詩碑建立を発願しました。

1940(昭和15)11月24日の除幕式には、栄一の嫡孫である渋沢敬三がこの地を訪れたそうです。

 

『青天を衝け』は渋沢栄一の人生そのもの

豪農の家系に生まれ、商才を得た渋沢栄一の生涯が、順風満帆だったかといえば決してそうではありません。

尊王攘夷志士を目指したはずが、一転幕臣へ。
まもなく大政奉還により失業。
その後、政財界から民間へと、実に波乱万丈です。

その中で栄一が残した功績は、銀行、保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気など、現在に生きる私たちにもなくてはならないものばかり。

 

この栄一のエネルギーの源が、幼い頃より学び続けた「論語」の精神です。

 

のちの大正5年(1916年)、栄一が著した『論語と算盤』で、「道徳経済合一説」という理念を打ち出してます。

これは、幼少期に学んだ『論語』をよりどころに「倫理」「利益」の両立をかかげています。
さらに、経済を発展させ、利益を独占するのではなく、国全体を豊かにする為に、富は全体で共有するものとして社会に還元することを説いたのです。

『論語と算盤』にはその理念が次のように述べられています。

 

「富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ」

生涯現役であり続け、日本資本主義の父と呼ばれた渋沢栄一の生き方そのものが、このタイトル『青天を衝け』に集約されているような気がします。

本当に豊かになるということはどういうことなのか、現代に生きる私たちは今一度立ち止まって考える必要があるのかもしれませんね。

 

大河ドラマ『青天を衝け』番組概要

2021年2月14日(日)スタート!

《本放送》
日曜日
★NHK総合 午後8時~
★BSプレミアム/BS4K 午後6時~

《再放送》
土曜日
★NHK総合 午後1時5分~
(BSの再放送はなくなりました)

作/大森美香
制作統括/菓子浩、福岡利武
演出/黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二
音楽/佐藤直紀
題字/杉本博司
プロデューサー/板垣麻衣子
広報プロデューサー/藤原敬久

主演/吉沢亮(渋沢栄一)

出演/
小林薫
和久井映見
高良健吾
田辺誠一
満島真之介
橋本愛
岡田健史

草彅剛
竹中直人
堤真一
木村佳乃
川栄李奈
美村里江
上白石萌音

ほか

 

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