2019年 いだてん

【いだてん】第4回「小便小僧」あらすじネタバレ|脂抜き走法からの教訓と足袋との出会い

更新日:

前回の第3話。
金栗四三(中村勘九郎)は、東京師範学校に入学するため故郷の熊本を離れます。

家族総出で四三の出発を見送るシーンでは、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら見送る兄・実次(中村獅童)が印象的。
厳しいけれど誰よりも四三のことを考え応援する兄には、こちらも幾度となくもらい泣きです。

兄だけでなく、家族それぞれの愛がヒシヒシと伝わるドラマであります。

 

そしてついに「マラソン」との出会いを果たす四三。
寄宿舎で見つけた「マラソン大会」の文字。

それまで四三にとって、「走る」ことは単なる移動手段でしかありませんでした。
学校へ通うために熊本の山を駆けていた少年が、世界への道を切り開いた瞬間でした。

 

さて、第4話ではマラソン大会が行われ、四三はますます「走ること」にのめり込んでいきます!

この記事では、「いだてん」第4話のあらすじ(ネタバレ注意!)をまとめています。

 

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大河ドラマ「いだてん」放送情報


「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」

第4回「小便小僧」1月27日放送

  • 放送:2019年1月6日より(全47回)
    ◆放送◆
    日曜日【総合】夜8時【BSプレミアム】午後6時【BS4K】午前9時
    ◆再放送◆
    土曜日【総合】午後1時5分日曜日【BS4K】午前8時
  • 作:宮藤官九郎
  • 音楽大友良英

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第4回「小便小僧」あらすじ(ネタバレ注意!)

 

それでは大河ドラマ「いだてん」第4話「小便小僧」のあらすじをまとめていきますね。
ネタバレになりますのでご注意を!

 

四三初めてのマラソン大会

東京高等師範学校の「マラソン競技会」は秋の恒例行事でした。
明治43年10月、はじめての競技会に四三(中村勘九郎)は意気込みます。

ところが!
あろうことか四三はレース直前に、用を足したくなってしまいます。
我慢できず立ち小便をする四三。
そのときスタートの号砲が鳴り、四三はいきなり出遅れてしまったのです。

しかし、そこは韋駄天。
いざ走り出すと、四三はいつも通り「すっすっ、はっはっ」の呼吸法で、他の生徒をごぼう抜きにしていきます。

途中でわらじの紐が解けてしまっても、四三は裸足になり六里の道を見事完走。
結果は3着でした。

表彰式。
四三は、校長の嘉納治五郎(役所広司)から銅メダルを受け取ります。

「君は予科か」
「はい!」

たったこれだけの会話でしたが、幼少の頃から憧れ続けてきた治五郎に言葉をかけられが四三は心の底から感激したのです。

 

四三の揺るがない決意!

四三はこの出来事を知らせるため、早速熊本の家族に手紙を書きました。
“今、走ることが楽しくて仕方ありません”

「熱中できる何かを見つけろ」という兄の言葉を思い、ついに東京でそれを見つけることができたことに四三は高揚していました。

ほどなくして故郷から手紙の返事が届きます。
家族はさぞかし喜び、褒めてくれるだろうと、四三は期待して手紙の封を開けました。

ところが、そこに書かれていたのは、兄・実次(中村獅童)の厳しい言葉でした。

「四三、お前は何か思い違いをしておるぞ。
体の弱いお前を東京へ行かせたのは、勉強をさせるためだ。
かけっこに熱中しろといった覚えはない」

また、母からは、
「走らず歩くだけにしなさい」。

四三は、家族にとって自分は今でも体の弱い子どものままなのかと心底落胆するのでした。

 

四三は冷水をかぶりながら、「もう手紙なんか書かない」と、家族になんと言われようとこれからも走り続けると決意します。

 

四三流・勝利のポイント

四三は、自分なりに勝つためのポイントをノートに書き出してみました。

「その一、排便ばする」
長距離競争会では、スタート直前に用を足したくたくなり、そのせいで出遅れてしまった。

「その二、わらじは好かん」
競争会ではわらじの紐が解けてしまった。
そもそもわらじは足に食い込むので、走るのに向いていない。
かと言って、裸足では砂利道を走るのがつらい。

「その三、スタミナ」
競争会では、坂道で二着の選手を抜くチャンスがあった。
抜ききれなかったのは、スタミナが足りなかったから。

 

スタミナに関しては、柔道部の徳三宝を見習うことにしました。
徳は驚くほどの大食漢。
しかしそれは、徳の柔道の稽古の量が人並なずれているからにほかならないのです。

 

ある日、四三は美川に話します。

「決めた。本科に進級したら徒歩部に入るて」

徒歩部とは、現在でいう陸上部のことです。

「・・・歩くの?」
「走ると!なーし歩くか。
俺は今、走ることに熱中しとる。
六里は完走したばってん、八里は?十里は?
自分がどこまで走れるか、限界ば知りたか」

 

本科生となり徒歩部に入部

その後、本科生となった四三は徒歩部に入部します。
そこで四三は、他の部員たちを圧倒する存在となります。

四三は努力も惜しみませんでした。
放課後は、同じ部員である橋本三郎や後輩の野口源三郎(永山絢斗)らと、豚鍋でスタミナの補充に努めました。

しかし、履物の問題はまだ解決していませんでした。
当時はまだ日本製の運動靴はありませんでした。
輸入品は高価すぎて、四三には手がでなかったのです。

 

志ん生邸に現れた知恵

昭和35(1960)年、古今亭志ん生(ビートたけし)は自宅のテレビでローマオリンピックの特別番組を見ていました。

するとそこに、一人の娘が縁側から上がり込んできました。

「すごいよね。アベベ!
裸足で走ったんでしょ?
東京オリンピックにも来るかな」

娘は名前を知恵(川栄李奈)
志ん生とはすでに面識がありました。

弟子入りしたいと、五りん(神木隆之介)が初めて志ん生宅を訪ねてきたときに付き添ってきていたのが知恵です

「五りんだったら今日はまだだよ」
「知ってる、お昼ご飯いっしょに食べる約束してるの、ここで待っててって」
「おたくら、ネンゴロなのかい?」
「何それ分かんない」
「付き合ってんのかって」
「やーだ、私アベベと結婚すんだもん」

 

探し求めた履物「足袋」と出会い

大塚仲町にある「播磨屋(ハリマヤ)」。
東京高師の近くにあるこの店は、明治35年(1902年)に創業、職人の足袋を中心に、手甲、脚絆、猿股などの製造販売を行う専門店です。

快適な履物を求めていた四三は、足袋で走ることを思いついたのです。

店主の黒坂辛作(ピエール瀧)から買った足袋は、走ってみるととても快適で、しかも砂利道でも痛くはありませんでした。

 

25マイル!未知への挑戦

明治44(1911)年10月6日、嘉納治五郎はストックホルムオリンピックの参加選手選抜のための予選会開催を大々的に発表しました。

四三もこのことを新聞で知ります。
そしてそこに書かれていた「マラソン競技は25マイル」という見出しに釘付けになります。

25マイルというのは十里。
約40キロメートルです。

日本橋ー横浜間に相当するその距離は、四三にとって未知の領域でした。

しかし、だからこそ四三はこの予選会に挑戦したいと思いました。
「やれるか、いや、やるんだ!
やってみらんと分からんばい!」

四三が出るならばと、橋本や野口も予選会出場を決めます。

 

水を飲まない脂抜き走法

3人は来たる予選会に向けて、「脂抜き走法」に取り組み始めます。

これは、明治から大正にかけて長距離走者の間で圧倒的な支持を受けていた練習法です。
できるだけ汗をかいて体内の水分を出し、体を軽くして走るというものです。

四三たちは水分を絶つことを徹底。
食事の際はお茶も飲まず、みそ汁は具だけ、
走り込みのあとは唾を飲んで喉の渇きに耐えるという過酷なトレーニングでした。

 

大日本体育協会理事・大森兵蔵と妻・安仁子


この頃、嘉納治五郎はオリンピック予選会の準備に追われていました。
羽田の競技場建設は、大日本体育協会理事の大森兵蔵(竹野内豊)の指導で進められました。

大森は、アメリカに留学しYMCA(キリスト教青年会)で体育を学んだ際、陸上トラックを目にしていました。

大森の妻は、留学中に出会ったアメリカ人女性です。
名前は日本名の安仁子(あにこ)(シャーロット・ケイト・フォックス)と名乗っていた。

 

「自然に従え」身をもって学習

脂抜き走法を始めて6日目、耐えきれなくなった野口と橋本は水を飲んでしまいます。

それでも四三だけは、懸命にこらえ続けました。
しかし、体の異変は8日目に起きました。

四三は寄宿舎の風呂場で、気を失ってしまったのです。

仲間たちによって食堂に運び込まれた四三。
意識を取り戻した四三は、いきなり台所で砂糖水を作り立て続けに3杯も飲み干します。
それだけでなく、徳が食べていたかき氷までも奪って食べてしまったのです。

幸いにも体調は瞬く間に回復しました。

 

この出来事で四三は、「自然に従え」ということを新たに学びました。

脂抜きの苦しさは、人間の生理的欲求に逆らうもの。

「食いたいから食う。
走りたいから走る。」

人間とは、このように欲求通りに行動するのが最も良いことであると四三は思い知らされたのです。

 

いよいよ予選会、しかしまさかの!

11月19日、いよいよオリンピック予選会の日を迎えます。

ところが・・・
四三、野口、橋本ら徒歩部の面々は、曇天の羽田の海岸近くをさまよい歩いていました。

「・・・野口くん、ここ、さっきも通ったばい」
「すいません」

あろうことか、四三たちは迷子になってしまったのです!

 

まとめ

「いだてん」を手掛ける宮藤官九郎さんの脚本の面白いところに、ところどころに散りばめられた伏線を最後はきれいに回収していくというものがあります。

第1話、東京高師のマラソン大会で、こっそり車の影で立ち小便をしていたのは、四三だったんですね~~~!

 

そしてこの第4話には、新しい出会いもありましたね。

四三を心から慕う後輩の野口源三郎。
バレーボールやバスケットボールといったスポーツを日本に始めて紹介した大森兵蔵。
足袋や播磨屋の店主・黒坂辛作。

 

現在ではさまざまなスポーツ分野で、トップアスリートを輩出する日本のスポーツ界。
オリンピックでも、強豪国とメダルの数を競うまでになりました。

知られざる日本のスポーツの歴史。
「いだてん」に登場する人物は、日本のスポーツの発展に大きく貢献した人ばかりです!

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